平成21年度 第1回 最新設備診断技術の実用性に関する研究会(リスク・マネジメント研究会との合同研究会)

 

平成21年度 第1回 最新設備診断技術の実用性に関する研究会
(日本設備管理学会 リスク・マネジメント研究会との共同開催 ) 

1.日時: 2009年6月17日(水)11時–18時20分,懇親会18時30分– 会費4000円

場所:北九州国際会議場 No.32会議室
〒802-0001 北九州市小倉北区浅野3-9-30 TEL 093-511-6848         
北九州国際会議場URL ( http://www.convention-a.jp/sponsor/ )
アクセス  添付の地図を御覧ください. 不明な点は以下までお尋ね下さい.
担当:独立行政法人 水産大学校 海洋機械工学科 幹事 太田博光,
TEL 083-286-5111 EXT.275
E-mail: ohta@fish-u.ac.jp 
  研究会開催案内ダウンロード

2. 議事:6月17日(水)

(1)   開会の挨拶
陳山 鵬 先生 (三重大学)

(2) 「回転機械診断技術の最新動向の紹介」
豊田 利夫 先生 ((有)日本診断工学研究所)
講演要旨
最近は回転機械の劣化や異常診断だけでなく、性能効率診断やエネルギー診断
などが開発され実用化され大きな効果を上げている。ここでは回転機械診断技術の
最新動向と効果事例を紹介する。

(3)  昼休み

(4) 「振動、AE、潤滑油分析を用いたサイクロ減速機の診断事例紹介 」
旭化成エンジニアリング株式会社 迫 孝司 様
講演要旨
石化プラントや繊維プラントにおける重要機器に用いられ、低速回転機器である
サイクロ減速機について、振動、AE、潤滑油分析を組み合わせて異常診断を行っ
ている。構造上、偏心体軸受や曲線板の磨耗による異常が多いが、これらについて
の診断事例を紹介する。

(5) 「フグ肉の応答に基づいた非破壊食感評価法」
太田 博光 先生 (水産大学校)
講演要旨 
フグ肉の美味しさは食感の1つである歯ごたえ感に依存している。本研究では
流通段階で一般的な身欠き状態でのフグ肉の歯ごたえ感推定に取組んでいる。手
法としてフグ肉の時間および周波数応答に着目することで非破壊的で短時間かつ
簡便な推定手法を紹介する。

(6) 「知的設備診断技術に関する最近の研究成果」
陳山 鵬 先生 (三重大学)
講演要旨
現場の設備診断においては、様々な原因で診断情報(データや信号)に曖昧性を
もたらしている。本講演は曖昧な情報を処理する手法(可能性理論、ラフ集合、確
信度、ファジィ・ニューラルネットワークなど)による設備診断法について最近の
研究成果を紹介する。

(7) 「今年度の計画と技術交流」
                   陳山 鵬 先生 (三重大学)
(8)  休 憩

(9) 「機械安全と設備安全」
川池 襄 様(社団法人 日本機械工業連合会)
講演要旨
リスクアセスメント(RA)が実施された単体機械体を並べてラインを構成すれば
安全なラインができるものではない。機械設備・ラインとして構築された場合に付
加される条件について考察する。

(10) 休 憩

(11) 「リスクコミュニケーションの思想と技術
「?安全・安心の要求に応える方法はあるか―」
木下 富雄 先生 ((財)国際高等研究所フェロー・京都大学名誉教授 )
  講演要旨
安全と安心に対する国民の要求は強いが、その要求に応える人文・社会科学か
らの技術としてリスクコミュニケーションがある。これは「対象の持つリスク関
連の情報を、当該リスク関連者に対して可能な限り開示し、たがいに共考するこ
とによって、問題解決に導く道筋を探る社会的技術」といえよう。ここではリス
クコミュニケーションの背景にある思想と、それを支える技術について述べる。

(12) 閉会の挨拶
    奥村 進 先生 (滋賀県立大学)

  懇親会「レストラン ラ・プラージュ」  北九州国際会議場2F   会費4000円