平成25年度 第3回 最新設備診断技術の実用性に関する研究会

 

2013年10月7日
日本設備管理学会
「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」
メンバー 各位
                  日本設備管理学会
「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」
    主査  陳山 鵬(三重大学大学院 生物資源学研究科)
 
平成25年度 第3回「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」開催のご案内      
 
 
拝啓
  時下ますますご清祥の段,お慶び申し上げます.平素は当会に対しまして格別のご高配を賜り,厚くお礼申し上げます.
さて,標記研究会を下記の要領にて開催いたします.つきましては,業務ご多忙中誠に恐縮に存じますが,是非ご出席賜りますようお願い申しあげます.なお,当日のご出欠につきましては,同封の出欠連絡票で10月15日(火)までにファクシミリもしくはE-mailにてお知らせ下さいますようお願い申し上げます.
 
1.        日時: 2013115(火)13時〜1730
 
2.        場所: 公益財団法人 鉄道総合技術研究所 地震防災研究室内
(〒185-8540 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 
TEL 042-573-7212, FAX 042-573-7488 )
      鉄道総研 URL http://www.rtri.or.jp/rtri/rtri_J_office.html
 
添付の地図をご覧下さい。また不明な点は以下までお尋ね下さい.
研究会幹事:独立行政法人 水産大学校 海洋機械工学科 太田博光, TEL 083-286-5111    
EXT.275   E-mail: ohta@fish-u.ac.jp
 
3.        議事
(1)   開会の挨拶                                
   陳山鵬 氏 (三重大学大学院)
  (2)   開催地挨拶                                
   中村 正博氏 (株式会社ANET取締役)
(3) 電力設備の最新の絶縁診断技術の紹介                
      豊田 利夫 氏 (日本診断工学研究所)
     講演要旨:今回は電気設備の診断技術の最重要課題である「絶縁診断技術」に焦点を絞り「電力設備の最新絶縁診断技術の紹介」の演題で絶縁診断技術の基礎と最新の技術動向とその実用性を紹介します。すなわち、前半は電力設備の絶縁診断技術の基本技術の解説と動向の説明を主課題とし、後半で、小職が特定企業と共同研究した
       [1] 各種絶縁パラメータの相関解析
            [2]各種絶縁パラメータによる破壊電圧の指定法
[3]電動機の絶縁寿命の推定法
 などを紹介します。
 
(4) 鉄道における早期地震警報」                     
    山本 俊六 氏(鉄道総合技術研究所防災技術研究部地震防災研究室長)
     講演要旨:地震時に安全に列車を停止させる鉄道の早期地震警報について紹介する。はじめに新幹 
          線の早期地震防災システムの変遷について時代的背景や技術的変更点に焦点を絞り説明を行う。次に現行のシステムについてシステム構成や警報ロジックに関して概要を報告し、さらに現行システムの課題や今後の研究開発の方向について触れる。
 
 
(5)  休 憩                                    
 
(6) 現場用可搬型Xバンドライナック950keV高エネルギX線技術の開発と撮像能力」 
 三浦 到 氏 (三菱化学株式会社 設備技術部 SSMTグループ)
講演要旨:社会インフラ、産業インフラの経年化対応が急務である。大型構造物の内部状態の把握
手段として高エネルギX線技術が有効であるが、装置規模が大きく現場利用が困難であり出力300keV程度での撮像に留まっている。本発表では、Xバンドライナック技術を使用した可搬型950keV高エネルギX線源を開発したのでその概要と撮像能力の一端を紹介する。
                                 
(7) 潤滑油分析による状態監視技術の再構築」                        
 中村亮太 氏 (株式会社トクヤマ 設備管理部設備診断チーム)
 講演要旨:弊社工場に設置されている動機器は機器毎にリスク評価し、重要機器については振動法を中心とした状態監視保全(CBM)を行なっている。振動法は軸受異常を早期に検知するのに有効な手法であるが、一手法での管理には限界があり、振動法の適用困難な箇所については、定期の潤滑油分析により異常兆候を捉えることで保全活動に繋げている。これまでは、社外分析会社への発注にて潤滑油分析を行っていたが、社内で実施出来る体制を構築した。本稿では分析技術の紹介と実機への適用事例について報告する。
 
  (8)  鉄道総合技術研究所 地震防災研究室 見学                                              
       
(9) 生産プラントにおける地震防災の課題やニーズに関する意見交換,Q & A」                             
 
(10)  閉会の挨拶                                
      陳山 鵬 氏 (三重大学大学院)
 
                                           以 上


      三浦 到 氏による講演

    来たる11月21日開催の平成25年度 秋季研究発表大会(西日本総合展示場新館,北九州市)では研究会主催のオーガナイズドセッション「設備保全・設備診断」を開催いたします。こちらのほうもお時間がございましたらご覧ください。以下,O.S.「設備保全・設備診断」の講演題目。

16:00〜17:40

B-1 設備保全・設備診断

 オーガナイザー:陳山 鵬(三重大学)・太田博光(水産大学校)

 

B-1.1 逐次ファジィ診断および正準判別分析による設備診断法

 ―多位置・方向の振動情報融合による回転機械構造系異常の精密診断への応用―

陳山 鵬,薛 紅涛,姜 偉娟(三重大学)

B-1.2 現場用可搬型Xバンドライナック950keV高エネルギX線技術の開発と撮像能力

三浦 到(三菱化学),上坂 充(東京大学),草野 譲一(アキュセラ),

服部 行也(日立パワーソリューションズ),小野 洋伸(関東技研)

B-1.3 適応信号処理手法による転がり軸受の高精度状態監視

太田 博光,榮村英臣,中村 誠(水産大学校)

B-1.4 探索的因子分析を利用した調節弁の早期固着検出法

久保 恭兵,藤原 朱実,木村 直樹,柘植 義文(九州大学),

馬場岳彦(三菱化学エンジニアリング)