ワークショップ

 

 

ワークショップ

 


 12月15日(木)


ワークショップ1 【10:00-11:20】

テーマ名:津波対策評価ガイドライン
概要:
津波での損傷の経験を踏まえ原子力発電所の設備が、津波に対する保全処置(津波対策)により、「原子力事故」に至るにどの程度の抵抗性を持つかを客観的に評価するガイドラインを策定した。これにより原子力発電所としての安全が確保されるのかが評価される。

オーガナイザ 宮野 廣(法政大学)
話題提供者 
(1)津波対策評価ガイドライン策定の背景と経緯 宮野 廣(法政大学)
(2)津波対策評価ガイドラインの考え方 橋爪 秀利(東北大学)
(3)BWR,PWR評価例 織田 満之(IOJ)
(4)NISA評価との関係、欧米の考え方との比較  伊藤 邦雄 (JANUS)

 



ワークショップ2
 【15:00-16:20】

テーマ名:発電プラントにおける状態監視
概要:
原子力発電プラントでは、状態基準保全を積極的に導入してプラントの安全性や稼働率の維持・向上に取り組んでいる。日本保全学会としても事業者のこうした取り組みを支援する活動を継続しており、これまでの活動成果について報告する。

オーガナイザ 山口篤憲(発電設備技術検査協会)
話題提供者
(1)原子力発電プラントの状態基準保全と日本保全学会の状態監視技術開発への取り組み 山口篤憲(発電設備技術検査協会)
(2)回転機械設備の異常診断と寿命予測 陳山 鵬(三重大学)
(3)回転機器の電磁診断と寿命評価技術の開発 角皆学(IIU)
(4)転がり軸受の状態監視技術の高度化 宮田 昇(トライボテックス)

 



ワークショップ3
 【16:30-17:50】

テーマ名:交通インフラ構造物の震災復旧 −東北大震災を事例として−
概要:
去る3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生し、新幹線や高速道路といった交通インフラ構造物が大きな被害を受けた。しかしながら、これらの交通インフラは多くの関係者の努力のもと早期に復旧がなされ、被災者救援のための重要な役割を果たしている。ここでは、これら構造物の管理者が如何に判断し、復旧へと導いたのかについて、性能診断、補修・補強の観点から話題提供をいただき、災害復旧時における構造物の性能診断のあり方、今後の展開について議論する。

オーガナイザ 山口隆司(大阪市立大学)
話題提供者
(1)野澤伸一郎(東日本旅客鉄道)
(2)木水隆夫(NEXCO東日本)

  

12月16日(金)


ワークショップ4
 【9:30-10:50】

テーマ名:インフラ構造物のモニタリング技術と健全度診断技術 −新技術適用の挑戦的試み−
概要:
我が国のインフラ構造物の多くは高度経済成長期に大量に整備され、これまでの我が国の経済発展を支えてきた。しかしながら、これらの構造物も50年以上が経過し、損傷・劣化に代表される老朽化の問題が顕在化し、これらの構造物の性能診断技術や健全度診断技術の確立が急務である。このような背景の中で、大量にかつ規模の大きい構造物を簡易にかつ安価に性能診断できる技術の開発が行われている。ここでは、このような技術開発に積極的に取り組んでいる新進気鋭の研究者から彼らが開発しつつある技術とその取り組みを紹介し、今後の技術開発に関する方向性などについて議論する。

オーガナイザ 山口隆司(大阪市立大学)
話題提供者 
(1)大島義信(京都大学)
(2)宮下 剛(長岡技術科学大学)
(3)内田慎哉(佐賀大学)

 



ワークショップ5
 【11:00-12:20】

テーマ名:原子力発電所の保全水準
概要:
保全水準とは、保全行為によって保全対象機器に造り込まれる「機器の状態(健全度)」のことであり、これら機器の集合としてプラント全体の保全水準が決定されると考えられる。このような保全水準を簡潔、定量的に表わす指標を設定することができれば、プラント安全性、生産性のレベルを知ることができ、保全の最適化とともに社会の理解も深まることが期待される。ここでは保全水準についての検討状況を紹介する。

オーガナイザ 青木 孝行(日本保全学会)
話題提供者 
(1)小川 誓(中国電力)
(2)吉川 祐明(東北電力)
(3)高瀬 健太郎(IIU)
(4)青木 孝行(日本保全学会)

 



ワークショップ6
 【13:20-14:40】

テーマ名:設備安全に係る生産技術の役割と(東日本大震災に学ぶ)災害対策
概要:
設備において診断技術が高度になっても診断の結果を正しく判断する能力と得た情報を確実に伝える情報の仕組みがなければならない。東日本大震災におけるBCP (事業継続計画)の成果や津波被害にあった設備の復旧活動事例を紹介することで災害への備え・生産技術の役割について考える。

オーガナイザ 川合忠雄(大阪市立大学)
話題提供者 
(1)岡部 紳一(東京海上日動リスクコンサルティング)
(2)川池 襄(日本機械工業連合会)
  



ワークショップ7
 【14:50-16:10】

テーマ名:東日本大震災による被害と復興の事例
概要:
緊急度と重要度によって優先順位を決め,系統的に作業を進めることによって,3月11日に発生した東日本大震災による多大な被害を受けた工場の再立ち上げを後戻りすることなく実現した事例を,加工組立型の代表である自動車産業と装置型の代表である化学工業から報告する。

オーガナイザ 松山久義(元九州大学、元早稲田大学、日本設備管理学会副会長)
話題提供者 
(1)小林 洋(日産自動車)
(2)中井宏治(三菱化学)

   



ワークショップ8
 【16:20-17:40】

テーマ名:プラントライフサイクルにおける安全管理
概要:
化学プラントのライフサイクルは、開発、設計、建設、運転、保全の業務ステージから構成され、ライフサイクルを通じた安全管理が求められる。本wsでは、業務プロセスモデルを用いた運転における安全管理の事例と、設備管理の現状と管理システムのレビューおよび有効性について議論をする。

オーガナイザ 渕野 哲郎(東京工業大学)
話題提供者 
(1)化学プラントの運転業務プロセスモデルの構築と適用事例  島田行恭(労働安全衛生総合研究所)
(2)設備管理システムのレビューと有効性の検証 境野 潔(日揮)