平成22年度 第1回 最新設備診断技術の実用性に関する研究会

日本設備管理学会

「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」
メンバー 各位
      日本設備管理学会
「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」
  主査 陳山 鵬(三重大学大学院 生物資源学研究科)
 
平成22年度 第1回「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」開催のご案内      
 
 
拝啓
  時下ますますご清祥の段,お慶び申し上げます.平素は当会に対しまして格別のご高配を賜り,厚くお礼申し上げます.
さて,標記研究会を下記の要領にて開催いたします.つきましては,業務ご多忙中誠に恐縮に存じますが,是非ご出席賜りますようお願い申しあげます.なお,当日のご出欠につきましては,同封の出欠連絡票で5月27日(木)までにファクシミリもしくはE-mailにてお知らせ下さいますようお願い申し上げます.
敬具
1.        日時: 2010年6月2日(水)13時〜17時30分
 
2.        場所: 三重大学産学連携サテライト コラボ産学官プラザ in TOKYO 5階セミナー室
     〒134-0091東京都江戸川区船堀3-5-24 TEL 03-5696-9425 FAX03-3877-1207
             ※都営新宿線船堀駅から徒歩1分
    三重大学産学連携サテライトURL(http://www.mie-u.ac.jp/yokkaichitokyo/tokyo/)
添付の地図をご覧下さい。また不明な点は以下までお尋ね下さい.
担当:独立行政法人 水産大学校 海洋機械工学科 幹事 太田博光, TEL 083-286-5111    
EXT.275   E-mail: ohta@fish-u.ac.jp
               
研究会開催案内ダウンロード
 
3.        議事:6月2日
 
(1)   開会の挨拶                                         
   陳山鵬 先生 (三重大学)
 
(2) 設備診断に係る国際規格ISOの最新動向の紹介」             
       豊田 利夫 先生 (日本診断工学研究所)
      講演要旨
  設備診断技術に係る国際標準規格ISOの規格化進行状況と規格内容の要点を紹介します。内容は
[1] ISO 18436-2 機械状態監視診断技術者認証(振動)
[2] ISO/DIS 18436-4 機械状態監視診断技術者(トライボロジ)
の世界各国における実施状況と、保全現場に有効と思われるISO規格 
[3] ISO 13373-3 振動による機械状態監視診断
[4] ISO 14830-1 潤滑油分析による機械状態監視診断
の要点を紹介する。最近は回転機械の劣化や異常診断だけでなく、性能効率診断やエネルギー診断などが開発され実用化され大きな効果を上げている。ここでは回転機械診断技術の最新動向と効果事例を紹介する。
 
(3)  休 憩                                   
 
(4) 配管管理の事例及び概要紹介」                    
木村 裕一 様 (旭化成エンジニアリング(株)) 
講演要旨
      旭化成ケミカルズ(株)水島製造所における高圧ガス配管の自主保安への対応として、自社開発した最新の検査システムを用いて腐食系統毎に網羅的に配管の管理を行っている。今回は自社開発した配管管理システム及び配管連続肉厚測定装置を用いた当社での配管管理についての事例及び概要を紹介する。
 
(5) 小口径配管(枝管)疲労寿命診断技術確立」                  
森 圭史 様 (株式会社トクヤマ 設備管理部設備診断チーム)
講演要旨 
疲労などの応力状態を把握するためには、ひずみ法を用いる測定手法が一般的である。しかし、ひずみ計測を実施するためには鋼材の塗膜、テープ類の剥離やスケール除去を行った上でのひずみゲージ接着作業が必要であり、作業性が悪い。そこで、現場で簡易に行えるひずみ計測技術の確立、具体的には摩擦型ひずみゲージによる小口径配管(枝管)ひずみ計測技術の確立を実施した。
 
(6)  休 憩                                   
 
(7)   縦型多段ポンプの軸受損傷事例に対する軸振動解析及び軸受形状の最適化
     荒木 緑広様 (三井化学株式会社 市原工場)           
講演要旨
  弊社設備の縦型多段ポンプにて、スタートアップ後、約30日で特定の軸受が損傷するトラブルが頻発した。損傷する軸受はポンプの内部部品であり損傷状況を直接観察することが出来ず、運転条件も複雑であり、原因の特定が困難である。そこで軸振動解析を行い、ポンプ回転軸の挙動を明らかにすることで原因究明を行った。また、改善策の1つとして、本ポンプの軸挙動に対して最適な軸受の形状についてケーススタディを行った。
 
  (8) 「低速回転機械診断におけるAE信号と加速度信号の感度評価」                                    
       陳山 鵬 先生 (三重大学)
講演要旨
AE信号と加速度信号を用いて低速回転機械診断を行う時に、両者の診断感度および信号の特徴について実機データの解析により比較評価し、その結果を報告する。
 
  (9)  休 憩                              
 
     (10) Q & A」                               
担当:太田 博光 先生 (水産大学)
 
  (11) 「技術交流・新年度の計画 」                      
      陳山 鵬 先生 (三重大学)
    
    
(12)  閉会の挨拶
      陳山 鵬 先生 (三重大学)
 
                                           以 上
 
*翌日6月3日の日本設備管理学会春季研究発表大会(場所:東京都渋谷区渋谷4-4-25青山学院大学総合研究所ビル)ではオーガナイズドセッション:「設備保全・診断技術」を当研究会が主催します。お時間がございましたら併せてご参加の程お願いいたします。