平成23年度 第1回 最新設備診断技術の実用性に関する研究会 研究会創立20周年

                                                    2011年5月26日

日本設備管理学会
「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」
メンバー 各位
          日本設備管理学会
      「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」
  主査 陳山 鵬(三重大学大学院 生物資源学研究科)
 
平成23年度 第1回「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」開催のご案内      
 
 
拝啓
  時下ますますご清祥の段,お慶び申し上げます.平素は当会に対しまして格別のご高配を賜り,厚くお礼申し上げます.
さて,標記研究会を下記の要領にて開催いたします.つきましては,業務ご多忙中誠に恐縮に存じますが,是非ご出席賜りますようお願い申しあげます.なお,当日のご出欠につきましては,同封の出欠連絡票で6月20日(月)までにファクシミリもしくはE-mailにてお知らせ下さいますようお願い申し上げます.
敬具
 
1.        日時: 2011629(水)13時〜1730
 
2.        場所: 三重大学産学連携サテライト コラボ産学官プラザ in TOKYO 5階セミナー室
     〒134-0091東京都江戸川区船堀3-5-24 TEL 03-5696-9425 FAX03-3877-1207
             ※都営新宿線船堀駅から徒歩1分
    三重大学産学連携サテライトURL(http://www.crc.mie-u.ac.jp/collab/index.html)
添付の地図をご覧下さい。また不明な点は以下までお尋ね下さい.
担当:独立行政法人 水産大学校 海洋機械工学科 太田博光, TEL 083-286-5111    EXT.275   E-mail: ohta@fish-u.ac.jp
研究会開催案内ダウンロード
 
 
 
3.        議事
(1)   開会の挨拶                                       13:00〜13:10
   陳山鵬 氏 (三重大学大学院)
 
(2) 状態基準保全CBMと設備診断技術CDTの動向紹介」         13:10〜14:10
       豊田 利夫 氏 (日本診断工学研究所)
      講演要旨
      最近の状態基準保全(Condition Based Maintenance CBM )および設備診断技術(Condition Diagnosis Technology CDT )の動向を紹介する。すなわち 
1.最適保全理論 2.プロアクテイブ保全 3.エネルギー・性能診断技術 
4.最新の設備診断技術 等につき解説する。
 
(3)  休 憩                                               14:10〜14:20
 
(4) 生産設備の知的診断システムに関する研究」                14:20〜14:50
  ―蟻コロニー最適化による回転機械設備の状態診断法―
  陳山 鵬 氏 (三重大学大学院)
講演要旨
      蟻コロニー最適化の手法を用いて、設備の各状態(正常、各異常種類)を精度よく自動的に検出・識別する方法を提案し、回転機械構造系異常診断へ適用した結果、良好な診断精度
が得られたので報告する。
 
(5) ケプストラム解析法による滑り軸受ラビング異常早期検出技術」   14:50〜15:20
徳茂 廣太郎 氏 (旭化成エンジニアリング株式会社)
講演要旨 
滑り軸受は油膜により非接触状態で回転しているが、施工不良や異常振動 が原         
因でラビング
(接触)が発生し、損傷に至ることがある。このラビング現象を軽微な段階で検            出することで、滑り軸受の損傷を未然に防ぐことができる。従来のすべり軸受の診断技術          では検出困難であった早期異常検出を、ケプストラム解析法を用いることで軽微ラビン
グ現象を感度良く検出することを実証している。
 
 
 



    (6)
 休 憩                                                                15:20〜15:30
 
(7)   小口径配管の疲労寿命診断技術確立
    森 圭史 氏 (株式会社 トクヤマ)                                   15:30〜16:00
講演要旨
    プラントにおいて配管は重要な構成要素となっており、配管の良否判定によってはプラント全体の信頼性、安全性に多大な影響を与える。特に、小口径配管(枝管)で発生するトラブルの主要な原因の一つに振動応力があり、圧力によっては破壊(亀裂)に至り、内容物の漏洩や火災等の重大災害に繋がる為、疲労寿命診断技術の確立が求められる。そこで、現在で簡易に行える摩擦型ひずみゲージを適用した小口径配管ひずみ計測技術を確立したので報告する。
 
  




       (8) 「
新しいタンク底板検査技術の紹介」                     16:00〜16:30                              
       宮崎 修治 (三菱化学株式会社)
講演要旨
タンク底板を検査するために,開放した上で非破壊検査を行う従来の方法に代わり、直流電位差方を用いてタンクの外部から運転中に底板の板厚を評価可能な技術を開発し実機に適用した。今回は検査手法概要及び適用事例を紹介する。
 
  (9)  休 憩                                             16:30〜16:40
 
     (10) 並列型自己回帰モデルの性質に着目した船外機の状態監視手法16:40〜17:10
太田 博光 氏 ((独)水産大学校) 
 講演要旨
  舶用機関の1つである船外機は使用方法が簡便なため漁船など多くの小型船舶に使用されている。小型漁船では操業中過大なトルクが長時間負荷されること、また冷却には塩水を使用することから船外機のエンジン、駆動歯車、冷却水循環ポンプに重大な損傷が発生することがある。本稿では状態監視対象部位に近接する2点間で得られた振動信号とシステム同定手法の1つである並列型自己回帰モデルを用いた状態監視手法を紹介する。
  
(11) 技術交流・新年度の計画 」                                       17:10〜17:30
      陳山 鵬 氏 (三重大学大学院)
 
(12)  閉会の挨拶
      陳山 鵬 氏 (三重大学大学院)
 
                                           以 上

*翌日6月30日(木)の日本設備管理学会春季研究発表大会(場所:東京都渋谷区渋谷4-4-25青山学院大学総合研究所ビル)ではオーガナイズドセッション:「最新設備診断・保全技術(1)、(2)」(15:35〜)を当研究会が主催します。お時間がございましたら併せてご参加の程お願いいたします。   


   
                            研究会主査  開会の挨拶

参加者数21名