平成23年度 第3回 最新設備診断技術の実用性に関する研究会 研究会創立20周年

                                                              2011年 11月 2日

日本設備管理学会
「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」
メンバー 各位
 
                           日本設備管理学会
「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」
        主査  陳山 鵬(三重大学大学院 生物資源学研究科)
 
平成23年度 第3回「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」開催のご案内
 
 
拝啓
  時下ますますご清祥の段,お慶び申し上げます.平素は当会に対しまして格別のご高配を賜り,厚くお礼申し上げます.さて,標記研究会を下記の要領にて開催いたします.つきましては,業務ご多忙中誠に恐縮に存じますが,是非ご出席賜りますようお願い申しあげます.なお,当日のご出欠につきましては,同封の出欠連絡票で10月21日(金)までにファクシミリもしくはE-mailにてお知らせ下さいますようお願い申し上げます.
敬具
 
1.        日時: 2011112(水)13時〜1720
 
2.        場所: 三井化学株式会社 市原工場(〒299-0108千葉県市原市千種海岸3番地)
TEL 0436-62-3211
添付の地図をご覧下さい。また不明な点は以下までお尋ね下さい.
幹事担当:独立行政法人 水産大学校 海洋機械工学科 太田博光, TEL 083-286-5111    
EXT.275   E-mail: ohta@fish-u.ac.jp
*開催地最寄駅 JR姉ヶ崎駅西口から市原工場本事務所前まで送迎バスを出します.
               研究会開催案内ダウンロード     市原工場アクセスマップ

 
3.        議事
(1)   開会の挨拶                                                             13:00〜13:10
    陳山  鵬 氏 (三重大学大学院)
 
(2)   開催地挨拶                                                           13:10〜13:20
      武藤隆起(三井化学株式会社 市原工場技術部長)
 
 (3)  「海外プラントの設備トラブルに対する国内マザー工場の支援対応」                     13:20〜14:00
   新井智志 氏 (三井化学 市原工場 機械グループ)
      講演要旨:化学プラントにおける設備診断において、現場で診断・状況確認を行う事は必須な  
     事である。しかし、海外プラントの設備トラブル支援等をマザー工場の国内メンバーが実施する場     
     合、限られた情報で判断せざるを得ない。本報告では、このような対処事例として、攪拌機モーター
      のベアリング損傷事例について紹介する。
 
(4) 正準判別分析法による回転機械構造系異常の精密診断法                          14:00〜14:40
陳山  鵬 氏 (三重大学大学院)
       講演要旨:回転軸系の複数ポイントで測定した正常・構造系異常の信号に対して,複数の信
      号処理手法、多種の特徴パラメータおよび正準判別分析法を用いて、様々な診断条件と診
      断手法の組み合わせによる精密診断の精度を評価・検証を行い、その結果について詳しく報
      告する。
 
  (5)  休 憩                                                          14:40〜14:50
 
(6) 「三井化学株式会社 市原工場の御紹介および工場,施設見学」                  14:50〜15:30
 
(7)  休 憩                                            15:30〜15:40
 
(8)  超音波ガイド波法の化学プラント配管検査への適用検討                 15:40〜16:20
        菊池 智 氏 (旭化成エンジニアリング株式会社)   
       講演要旨:化学プラントでは、設備の高経年化という背景の中、外部腐食の管理が大きな課題であ
              ることはよく知られている。ガイド波法は長距離伝播性の超音波を用いる事で、1回の探傷で数十メ
      ートルの範囲における配管の内外面の腐食減肉有無を低コストに確認できるというメリットから、スク
      リーニング検査技術として、性能評価や適用事例の報告が散見されてきた。一方で検査結果の評
      価基準が曖昧で、積極的な運用が進まないのも課題である。今回の研究会では、当社で実施した
      ガイド波探傷実験の一部を紹介する。
 
  (9) マイクロホンによる複数台設置された機械設備の状態監視」                    16:20〜17:00                   
       太田博光 (水産大学校)    
       講演要旨: 船舶機関室内のような比較的低剛性下かつ狭空間内に複数の機械設備が設置され
      た場所での状態監視では隣接する機械設備の影響を受けるため、複数のセンサーを設置する必
      要がある。ここでは単一のコンデンサマイクロホンを用いた簡便な状態監視手法を紹介する。
 
(10)  閉会の挨拶&技術交流                                17:00
      陳山 鵬 氏 (三重大学大学院)
        研究会創立20周年などその他
 
       18:00〜20:30 技術懇談会、三井化学株式会社市原工場社員クラブにて
                    (会費2000〜3000円程度を予定)
 
                                                        以 上
参加者数:31名
 


研究会開催にあたり三井化学 市原工場 技術部 機械グループの皆様には大変お世話になりました。
ここにお礼を申し上げます。今年2011年は当研究会創立20周年にあたる記念すべき年となります。
本研究会を設立しました豊田利夫先生(研究会顧問)より祝辞を頂いておりましたので当日皆様に披露
させて頂きました。誠にありがとうございました。
次回 第4回研究会は研究会創立20周年を記念する研究会になりますので皆様,のご参加心よりお待ち
申し上げます。                
                                         研究会幹事担当 水産大 太田博光