平成23年度 第4回 最新設備診断技術の実用性に関する研究会 研究会創立20周年記念

日本設備管理学会
「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」
メンバー 各位
                                                          日本設備管理学会
                                        
「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」
                      主査  陳山 鵬 (三重大学大学院生物資源学研究科)

 
平成23年度 第4回「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」開催のご案内
                            〜 研究会創立20周年記念 〜
 
拝啓
 時下ますますご清祥の段,お慶び申し上げます.平素は当会に対しまして格別のご高配を賜り,厚くお礼申し上げます.
さて,今年度は「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」が創立されてから20周年にあたる記念すべき年となります.第4回研究会は創立20周年記念と題しまして開催させて頂きたいと思います.つきましては,業務ご多忙中誠に恐縮に存じますが,是非ご出席賜りますようお願い申しあげます.
御出欠につきましては,同封の出欠連絡票で2月14日(火)までにFAX083-286-7433(幹事水産大 太田 宛て)もしくはE-mail: ohta@fish-u.ac.jpまで お知らせ下さいますようお願い申し上げます.
                                                                      敬具
 
 
1.        日時:2012年2月23日(木)13時30分〜17時00分, 18時30分〜 懇親会
                2日24日 (金)  9時30分〜11時50分
 
  
2.        場所:株式会社 高田工業所 TAKADA研修センター
   〒808-0143 福岡県北九州市若松区青葉台西6−1−1 
 TEL 093-742-3330   FAX 093-321-2525
*今回は開催地である株式会社 高田工業所 様の御好意により会場であるTAKADA研修センターに格安で宿泊(23日)が可能となっております.宿泊御希望の方は御連絡ください.また当日,最寄のJR折尾駅からTAKADA研修センターまで送迎バスを運行いたします.
      研究会開催案内       開催地マップ
 
3.        アクセス  添付の地図を御覧ください 参考HPアドレス (http://www.takada.co.jp/)
申込&問合せ担当:(独)水産大学校 海洋機械工学科 太田博光(研究会副主査・幹事),TEL 083-286-5111 EXT.275,FAX 083-286-7433 E-mail: ohta@fish-u.ac.jp
株式会社高田工業所 技術本部技術部 回転機械診断グループ  劉 信芳(リュウ シンホウ)
TEL 093-632-2500  FAX 093-632-2660 E-mail:ryuu@takada.co.jp
 
 
 
 
 
 4.        議事:2月23日(木) 集合時間:13時20分 開始時刻:13時30分
(1) 開会の挨拶                                                 13:30〜13:35
陳山 鵬 (三重大学大学院 研究会主査)
 
    (2)   開催地挨拶                                      13:35〜13:40
    臼井優秀((株) 高田工業所技術本部副本部長)
 
(3)回転機械のミスアライメントの診断と対策処理法の紹介」                 13:40〜14:40
講演者:豊田 利夫 氏(日本診断工学研究所)
講演要旨:現場で役立つ回転機械の芯出し技術と、その監視診断技術に関する最新文献の要点を紹介する。すなわち、ミスアライメントの種類と特性、各種診断法の利害得失、ミスアライメントの測定と対策処理法の概要を紹介する。内容は
 
[1] 回転機械に保全における芯出しの重要性
[2] ミスアライメントの種類と特性
[3] 振動解析によるミスアライメントの診断法
[4] ミスアライメントの測定と修複法
とする。
 
(4)休 憩                                                            14:40〜14:50
 
(5)ボイラー給水ポンプ振動上昇原因解析の事例」                         14:50〜15:20
   講演者:花口 正典 氏(旭化成ケミカルズ株式会社水島製造所)
講演要旨:ボイラー給水ポンプの現場予備機に切替運転を行っていたところ、振動上昇が発生した。急上昇と元の状態への復帰が繰り返し発生したので、原因の解析を実施した事例を報告する。なお、このポンプは現状も運転中であり、検証は今後の予定である。
 
(6) TAKADA研修センター見学                                         15:20〜15:50                                              
 
(7) 休 憩                                                                    15:50〜16:00
 
(8)Q & A                                                                         16:00〜16:30
         御担当:花口 正典 氏(旭化成ケミカルズ株式会社)
 
(9)研究会創立20周年について,技術交流,次年度の計画など                  16:30〜17:00
     陳山 鵬 氏(三重大学大学院)
 
入浴後 18時30頃からTAKADA研修センター内にて懇親会
 
 
2月 24日(金) 朝食後 集合時間:9時20分
 
(10) 診断事例から見たミスアラメントによる回転機械寿命への悪影響」         9:30〜10:10
     講演者: 劉 信芳 ((株)高田工業所技術本部)
    講演要旨: 粉砕機の軸受異常が頻繁に発生している。軸受交換後、寿命の長いのは6ヶ月、短いのは三日間で軸受が損傷し、運転ができなくなる。当社は振動信号の精密解析・診断により基礎の劣化によりケーシングが変形し、ロータ軸のミスアライメントによるものと診断した。診断結果に基づき、整備工事を実施した結果、2系列6台の粉砕機は2年前後経過して、軸受損傷は一件も発生していない。
 
(11) 休 憩                                                 10:10〜10:20
 
 
(12)近接した複数回転機械設備の高精度状態監視手法                        10:20〜11:00
    講演者: 太田博光 氏(水産大)
講演要旨:複数の機械設備が近接して配置,駆動されている環境は多い。この様な環境下では他方の振動の影響を受けるため高精度な状態監視・診断を行うことは困難である。本研究では対象機械設備のみ高精度な状態監視を行う手法として伝達要素を多重に配置した多重要素ARモデルとそれを利用した状態監視アルゴリズムを提案し,その有効性を示している。
 
(13)三重大学陳山研究室における2011年度設備保全・診断技術研究活動・成果報告
                                                              11:00〜11:40                        
    講演者:陳山 鵬 氏(三重大学大学院)
講演要旨:三重大学大学院陳山研究室では、2011年度にも設備保全・診断技術に関する基礎・応用研究を精力的に行い,また,数社の企業と共同研究も行っている。本講演はこの一年間の研究活動の内容・成果について報告する。
 
(14)  閉会の挨拶                                                                   11:40〜11:50
陳山 鵬 (三重大学大学院 研究会主査)
 
                                                              以上
                                                             参加者数のべ38名 


懇親会時  研究会創設者の豊田先生、研究会主査 陳山先生、副主査の花口様、宮崎様 、高田工業所 技術部の皆様、研究会メンバーの皆様


  開催場所および宿泊施設を提供して頂きました株式会社 高田工業所 技術部をはじめ皆様には細部に至るまで懇切丁寧な御対応 誠に感謝いたします。また研究会メンバーの方々の御努力により当研究会は20周年を迎えることができました。ここに厚く御礼申し上げます。当研究会は今後より一層、状態監視・診断のための設備診断技術の普及・発展に貢献していく所存です。
                                                         研究会幹事担当   太田 博光