第19回 研究会の活動報告

【日時】 平成30年3月17日(土) 13:00〜16:30


【場所】 響ホール


【出席者】 小越咲子,小越康宏,小林志穂里,白?久美,武澤友広,南部淳子,南保英孝,野村昌宏, 丸山正男,三浦靖一郎,山中康弘(計11名)


【活動報告】


 研究会の初めに、参加者の近況報告を行いました。小林様から「ぴんぽんぱん」のお店の近況や小越康宏様から研究成果の報告など、メンバー一人ひとりの活動を共有しました。


 また、今年度の活動・会計報告を行うとともに、平成27年度に開発した就労準備教材「就コミュ!」(http://www.syucom.org/)の広報計画について話し合いました。今後、Facebookを利用して、職場でのコミュニケーションで困った経験に関する投稿を募集し、それに対する解決案を出し合う場を提供する可能性について話し合いました。しっかりとFacebookの利用するためのルールを作成し、Facebookの利活用をしていきたいです。


 また、研究会の後半は、丸山様から「当研究会開発    ICT教材 『就コミュ!』活用性の検証に関する一考察」という演題で、就コミュ!の客観的評価に関する調査結果とその考察についてお話しいただきました。そこでは、就コミュの改善点などの報告をしていただきました。この報告を受けて、今後の就コミュの広報活動に生かしていきたいです。


 最後に、三浦様よりJST事業による2018年1月27日の福井市でのシンポジウムについての報告があり、参加した専門家と共生社会を広める方法について議論を行いました。また、南部様よりシンポジウム資料を配布した際の関係機関の反応について報告がありました。


報告者:山中康弘




 丸山さんの発表は『就コミュ』を知人に紹介した反応、感想について分析し、まとめられたものでした。細かく分析されており、会員以外の人のからの意見や感想を客観的に伝えていただけたので学びがありました。私にも同じような感想がありました。物足りなさは否めません。完璧とは言えないものですが、研究会のメンバーが力を合わせて頑張った結晶でもあります。これを基礎として、発達障害だけでなく、現在の子ども、若者の参考になるように、これ以外の失敗事例を沢山集めてメンバーで考えて好事例にしていくことも良いかと思いました。


 就コミュの広報に関して、フェイスブックを利用するなどの案も出ましたが、どのように使うかを皆でじっくり考えることが必要という事になりました。


 特例子会社を福井で考えるとどこが良いのかなども話し合いました。また、特例子会社の社員が集まり、障害の問題の事例を出し合って学び会う機会をつくり、健常者も参加して理解を増やす場に成るとよいなどの案も出ました。短い時間ではありましたが、中身の濃い有意義な時間となりました。お忙しくて参加できない先生方にも聞いていただきたい内容でした。


白崎久美